こんにちはMです。
今回、テーマ自由で会社のブログに投稿させて頂く機会を頂きましたので、私の前職(パチンコ屋)のお話をしようと思います。
私は高校卒業後いろいろな仕事を転々していた中で、一番長く働いていたのがパチンコ業界でした。パチンコ店も転々とお店を変えて働いていましたが業界自体には10年程勤めていました。
最終的には主任という役職で務めさせて頂いた自分だからこそ、またいろいろなパチンコ店で働いていたからこそわかる業界のお話をしていこうと思います。
あまりマニアックな用語など使うと分かりづらいと思いますのでわかりやすくざっくりとお話させて頂きます。
【店員について】
インカムで何話してるの?
パチンコ屋さんで勤めていた時に、色々な人から聞かれていた事があります。
店員さんってインカムで何話してるの?と。
この答えは至ってシンプルで、仕事の効率化とゴト対策で使っています。パチンコに行ったことがある人はわかると思いますが、店内(以後ホール)はとにかくうるさいです。広いホールを巡回する際に、自分がこれから何をするかなどを伝える為に使用しています。
大抵のホールが広いお店の巡回は【島割り】という、スタッフが巡回する範囲が決まっています。その範囲で巡回しているスタッフが交換や台のトラブルを対応している時は、インカムで伝える事で、他の島を巡回しているスタッフからフォローをもらうなどして連携に役立つアイテムになっています。
簡単に言えば、ホール内で報・連・相の役割を果たします。
と、ここまでが仕事としての使い方で、ここから仕事外での使用方法。
①まずは通常の雑談。
お客さんが遊戯している台の実況報告(熱い演出がでたらみんなに教えてあげたり)スタッフ間でのいじりで使ったり。場を和ませる使い方もしています。
このぐらいであれば今までのお店のどこでもありました。
②お客さんをディスってます。
常連様や変わったお客さんにあだ名をつけて従業員同士で定着させたり、馬鹿にしたりなどもインカムでやりとりしている事もあります。
仕事外でのインカムの使い方ですが、お店の方針や、業務の責任を担う役職者の判断にもよりますので、上記2点のインカムは必ずしもやっているとは限りませんのでご注意を。
※ちなみに僕がその日の責任者の場合は雑談やディスは許可してました笑←
いろいろインカムについて話しましたがインカムは7割仕事、3割雑談位の割合で使われている感じです!
可愛い店員に連絡先聞く人、自分の連絡先教えてくる人
可愛い店員さんがいると、連絡先を聞いてきたり、自分の連絡先をメモ帳に書いて渡してくるお客さんがいます。
非常に勇気がいる行為なのでそんなお客さんは私は勇者だと思います。
そんな勇者達よ、その行為バックヤードでみんなに広まっておりますゾ笑
まず連絡先を聞かれたスタッフが別のスタッフ話す→全体に広がる→ホールにその人がいたらみんなで見に行く。
この流れは鉄板ですね。
ルックスが微妙な人だとその時点で今後来店時はインカムでのディスの対象でした笑
今回この記事を読んで、「それでも俺は、あの店員の事があきらめきれない」と言う気持ちとメンタルがあれば僕は心のそこから応援します。
安西先生も言ってましたからね。
諦めたらそこでうんちゃらかんちゃら。。。と
お店ってどれぐらい儲かるの?
こちらもよく聞かれます。パチンコ屋ってすごく儲かってるんでしょ?と、
こちらお答えします。
実際はお客さんが使った金額の2割前後が粗利益(パチンコ店としての営業利益)になっています。
※イベントなどが無い何もない日は大体このくらいです。
例えば一日の全てお客さんが台に使った金額の合計が1000万だと、お店の利益は大体200万くらいです。
お店がもっと儲かっているようなイメージですが、10万円負けた人もいれば20万円勝った人もいるわけで、負けた人の金額を勝った人に分散していくと大体のお店の粗利益はそんなものです。
そこから、人件費、光熱費、新台購入費、etcなどで純利益となると話は別ですが。
以前私が勤めていた頃の当時の店長がこんな名言(迷言?)を言っていたのを覚えています。
店側は、パチンコを遊戯する場所代を貰っている。
との事。
お店の利益がおおよそ2割前後という、この事実をどう思うかは記事をご覧のあなた次第です!!笑
釘について
釘調整ってやってるの?
そもそも釘調整という行為自体、パチンコが出来た時からやってはいけません。
しかし結論からいうと、釘調整は、、、ありまーす。(小保方 H子様風)
同じ台なのにA店とりB店の方が回るなぁって感じますよね??
それはもちろん釘調整をしているからです。
やっぱり各店力の入れている台の差別化を測りたいわけで、調整しないとどうにも出来ないからです。
最近の釘調整事情
ではここ最近の釘調整はどんな感じでしょうか?
これは私が役職として勤めていた時の話になりますので、他のお店はどうか(どの範囲まで釘調整するのか)は不明です。
ただ、先程お話したとおり全てのパチンコ屋さんで釘調整をしている事は間違えないです。
2017年4月からですが、全てのパチンコ台に釘シートというものを導入されました。
釘シートとは新台納品時の設置確認と部品交換後の点検確認の際に使用するツールとして使われているもので、このシートを盤面にあてる事によって釘の標準の配置がわかります。
しかしこのシート、意外とガバガバでシートの許容範囲が数ミリあるのです。
私が、勤務していた時はこの許容の範囲の中でヘソ(スタートの釘2つ)の釘調整をしていました。※他部分ももちろん調整しますがそちらも釘シートの許容範囲で調整していました。
余談ですが、釘調整はバレたら営業停止なので、釘調整のタイミングはスタッフが全員帰った後にやっていました。
設定について
やっぱりスロットをするなら高設定台で勝負したいものです。私が勤務してしていた所で高設定を入れていた傾向などをお伝えします。
コチラに関しては、お店によって傾向が違うことが多いのであくまで参考程度に。
高設定を入れる傾向
まず高設定を使う傾向ですが、基本的に何もない日(イベントでもない日)は間違いなくAタイプ(ジャグラー、ハナハナetc)を遊戯する事をオススメしますm(__)m
理由は一つ、高設定を使っても、機械割があまり高くない為高設定を入れやすいからです。
当時勤めていたお店では毎日Aタイプに高設定は入れていました。
ライバル店舗の役職経験がある方が自店に入社した際に聞いて見ましたが、設定の配分としてはほとんど同じ様な方針だったとの事。
もしも、遊戯する台にお悩みの際はこういった所も参考にして頂けたらと思います。
イベント日が本当に強い日の見分け方
東日本大震災後あたりからパチンコ業界からイベントの告知は禁止になってしましました。
しかし、それ以前から営業しているパチンコ店は告知をせずとも過去のイベントの名残を大々的に告知せずに継続的にやっています。
※例えば昔、5の付く日はジャグラーの日などやっている店は、イベント規制後も5の日にジャグラーに高設定をいれるなど。
イベント規制後に開店した店舗はグランドオープン日を月イチイベントにして、交換の際に「明日は開店してちょうど一ヶ月になります。」など言ってみたり、今だとSNSなどを使って特別な日はイベントとは言わずに、いつもと変わったアプローチをしてイベントを伝えています。
そんな中でもイベント日が本当に強い日の見分け方をご紹介致します。
月1イベント
毎週◯曜や◯の付く日、など月に数回開催出来るイベントより、一ヶ月に一回しかないイベントの方にお店は力を入れています。
月1イベントだけでもいいので稼働7割(遊戯台数に対して遊戯しているお客さんの割合)しているお店ならgood!
イベント開催までのお店の出玉感
パチンコ店には店舗単位で一ヶ月これだけの利益を出すようにと上層部からの指示があります。
一日単位で利益のノルマを設けて利益を出すために釘調整や設定で利益を出して行きます。ノルマというのは大きく達成してもいけない為、
ノルマを大きく達成するという事はお客さんが負けやすくなる→店の信用を損ねる
例えば前半大きくノルマを達成している場合、後半は大幅に達成したノルマを戻すために出玉を出すように調整をかけていきます。
つまり仮に、月イチイベントが月後半に開催されるとして、それまでの期間出玉感が少ないお店はそのイベントで確実に出す様に調整をすると思います。
つまりこの条件を満たした月1のイベントはかなり期待できます。
実際、自分が勤めていたお店ではこちらの条件を満たしたイベント時は当時の主力機種(バジリスク絆、まどかマギカ、サラリーマン番長、ミリオンゴッド、アナザーゴッドハーデス)など全てに設定6はもちろん高設定を仕様してました。
全設定6の機種なども入れてましたし、パチンコも最大限に回る仕様にしてました。
ちなみに逆に月の目標利益を全くといっていいほど満たしていなかった時の年1イベントはひどかった笑
全台設定ザ・ベストハウス状態でした笑
ワンツースリー的な感じです笑
そんな残念な日もありますのでご注意を。
ただそんな日でも稼働がいいと出玉が出ているような錯覚に陥ります。
まさに稼働マジックですね!
おわりに
今回パチンコ屋さんの裏事情などの記事を投稿させて頂きました。
釘や設定やイベントのお話は、更に細かく伝えるとマニアックな話になってしまうので、今回はあまり難しい専門用語などは多く使わず、書かせて頂きました。
また次回、ブログ投稿の機会を頂けましたらその時はマニアックなお話でもさせて頂きます笑
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