今回は、20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) 新書について書籍のレビューをしたいと思います!
久々に良書に出会ったので、書かずには入られませんでした。
書籍について
作者:古賀史健
出版社/メーカー:講談社
発売日:2012/1/26
オススメ度:★★★★★(5段階評価)
はじめに 「話せるのにかけない!」のはなぜか?
ガイダンス その気持を「翻訳」しよう
第1講 文章は「リズム」で決まる
第2講 構成は「眼」で考える
第3講 読者の「椅子」に座る
第4講 原稿に「ハサミ」を入れる
書籍レビュー
はじめに 「話せるのにかけない!」のはなぜか?
まず、私はこの本を読んで大きな間違いを犯していました。
本にも記載されているのですが、「文章なんて、話すように書けばいいんだよ!」って本気で思ってたし他の人にも言ってたので反省です。。。
話す時って明確に相手がいて、顔の表情だったり、声の抑揚、状況等読み取れる情報がたくさん含まれてるから上手く話せるんですが、文章にすると急に意味の通じなくなる言葉になります。
読書感想文のように「楽しかった」ではなく、書き手として具体的にどこに注目し、感情がどう動いていったのか、そういった内容を書く作業が必要になってくるよと書かれていて、もはやこの時点で「心にグッ」ときました。
ガイダンス その気持を「翻訳」しよう
私も時々そうなるんですが、ブログをやってる界隈で「手が止まる」って時が結構あったりします。
それは気分が乗らないとかそういう心の問題ではなく、「自分の気持をうまく文章にできない」から手が止まる感じです。
結論から言うと、下記2点を意識すれば解決します。
・人と話すことで頭を整理する
・書くことで整理する。
私は大きな間違いを犯してました。「構成を頭で考えてから書きなよ!」とか言ってた私が恥ずかしい(笑)
よく考えたら書く前にいつも私は「人に話をして、頭を整理した後に書いていた」事をすっかり忘れていました。
また、「考えてから書く」ではなく「考えるために書く」です!
第1講 文章は「リズム」で決まる
リズムって聞いて句読点とかかな?と最初に思った私を殴りたい。
まぁ、間違ってはないのですが、どっちかというと、リズムとは読んでて変なつっかかりがないって意味です。
起承転結がしっかりした文章だとストーリーとしてスッっと入ってきますよね?
つまりそういう事です。
他にも大事な事(どっちかというとスキル・テクニック)が書かれたので、そこだけ一部抜粋
①句読点の打ち方
②改行のタイミング
③漢字とひらがなのバランス
この辺は実際本を読んで頂きたい所です。
第2講 構成は「眼」で考える
第1講で書いた起承転結が根っこの部分(本質)だとすれば、いきなり「転」から入ったりする事も時としてあります。
それは印象づけるためだったり色々な視点が有るわけです。
ここの章では起承転結以外の色々な論理展開が書かれていました!
私一個人としてはここの部分は応用部分だと思いますので、まずはしっかり第1講を理解してから第2講かなという感じです。
第3講 読者の「椅子」に座る
端的に言うと「ペルソナ」です。
ペルソナとはよくマーケティングやってる界隈だと有名でよく出てくる言葉なんですが、想像上の人物って事です。
もう少し優しく言うと、22歳会社員毎日タバコを吸っていて〜みたいな設定をしっかり頭で想像しながら、この人に対して私は商品を売る!とか、そういう時に使ったりします。
何も考えずに商品を作ったり、書いたりしてると、誰にも伝えたい気持ちは伝わりませんよね?
常に「その商品や文章の先には人がいる」って事を考えましょう。
というような事が書かれていました。(あくまで私の視点です)
今回この文書の中でもあえて難しい言葉であるペルソナを使った後に、わかり易い言葉で再度説明しています。
「わかるやつにわかればいい」であればそもそもわかってるから言わなくていいし、書かなくていいのです。
なので、わからない人に向けて書く癖を付ける必要があります。
本来であれば、理解が深ければ深いほど、噛み砕くことは可能なはずです。
第4講 原稿に「ハサミ」を入れる
ここまで書くと、じゃあ「めちゃくちゃ詳しく書く!」となりそうですが、書きすぎても文章がだらしなくなってしまうので、「相手に伝わる」を意識しながら文章を削っていく作業も必要だという事が書かれていました。
後は一回書いた後に何度も何度も読み直して「文章構成のリズム」だったり、「相手の椅子に座れてるか?」とか、そういったのを修正改善していく作業ですね。
ps ちなみにこの記事を公開して、改めて文章を見てみたら誤字脱字や、スッっと入ってこない文章が多々あって笑いました(笑)
他にも指摘点等あれば是非コメント欄にご記載下さいm(__)m
本読んでみたよ!ってのもお待ちしております!
まとめ
この本を読んでの率直な感想としては、「全てに通じる話だな」です。
文章の勉強をしようと思って手にとった本にもかかわらず、
・解決策の考え方
・交渉術
・マーケティング
というまったく違うジャンル?話?を1冊の本でガッツリ勉強する事が出来て感激しました。
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