この記事ではSEOの基礎的な部分をSEOを知らない初心者でもわかるように書いています。
何となく大体は知っているからといって読み飛ばすのではなく、根本からしっかりと理解する為にもきちんと一から読むことをオススメします。
目次
SEOってなに?
WEB制作の上で欠かすことのできないSEO対策ですが、そもそもSEOとは一体何の事なのでしょうか?
SEOとは
ー Search Engine Optimization の頭文字を取ったもので、日本語で『検索エンジン最適化』という意味です。
『検索エンジン最適化』とはGoogleやYahoo!などの情報を検索するシステムで検索した際に特定のWEBサイトが上位に表示されるようにする事です。
表示される場所
具体的にはGoogleとYahoo!の検索画面でいうと下記の赤枠の部分がSEO対策で関係してくる部分です。
Google
Yahoo!緑枠の部分は『リスティング広告』といい、インターネット広告の一種で、費用をかけて検索結果の上位に表示させることができます。
また、青枠の部分は『ナレッジグラフ』といい、Googleの機能の一つで、検索キーワードに関する情報をGoogleの検索結果画面上のボックス内に表示する仕組みのことです。
検索エンジンによる違い
日本には多数の検索エンジンがあります。簡単に代表的な検索エンジンの特徴とSEO対策における注意点を説明します。
ー Google https://www.google.co.jp/
世界で最も多くの人が利用している代表的な検索エンジン。様々な検索機能があり世界中のあらゆることを検索することが出来ます。
ー Yahoo https://www.yahoo.co.jp/
日本国内では利用者が二番目に多い検索エンジン。検索、オークション、ニュース、天気、スポーツ、メール、ショッピングなど多数のサービスを展開しており、2011年よりGoogleと同様の検索技術を利用しています。
ー Bing https://www.bing.com/
Microsoft社が提供する検索エンジンで日本国内では3番目に利用者がおり、情報を行動に変え、検索から実行まで迅速かつ容易に移行するのに役立つことをコンセプトにしています。
他にも、MSN、Excite、Infoseek楽天、livedoor、goo、All About、OCN、Biglobe、Fresh eye、 Niftyなどがあります。
たくさん検索エンジンがありますが、日本国内における検索エンジンの利用者の割合は下記のようになっています。
1位 Google 約77%
2位 Yahoo! 約18%
3位 bing 約5%
と95%が『Google』と『Yahoo!』です。
なので、SEO対策としては日本では『Google』と『Yahoo!』の2つで対策が出来ていれば問題ありません。
そして、上記でも述べたようにYahoo!の検索エンジンはGoogleと同様の検索技術を利用しているので、基本的にはGoogleのSEO対策をしっかりしていればYahoo!もクリア出来たという事になります。
しかし、Yahoo!にはYahoo!独自のコンテンツが検索結果に表示される事があります。
検索結果に表示されるYahoo!独自のコンテンツ
Yahoo!にはヤフオク!やYahoo!ショッピング、知恵袋など、検索結果の間に表示される部分があります。
SEO対策をする際はそのことも頭の片隅に置きながら行うとよりSEO対策の効果を発揮する事が可能です。
ー Yahoo!ショッピング、ヤフオク
Yahoo!ショッピングとヤフオクでは買い物系のキーワードで表示される事が多いです。
キーワードによってはYahoo!ショッピングとヤフオク両方が表示される事もあります。
ー Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースはその時の時事や話題になっている事を検索した際に多く表示されます。
ー Yahoo!検索(リアルタイム)
Twitterでその時に多くツイートされている言葉を検索された際に表示される事が多いです。
ー Yahoo!知恵袋
お悩み系のキーワードを検索した場合には多く表示されますが、一般的なキーワードではあまり表示はされないようです。
Yahoo!とGoogleのユーザー層の特徴
SEO対策においてはそこまで気にする必要はありませんが、どのような違いがあるのかざっくりと理解しておりましょう。
2020年6月のネット行動ログデータを分析した結果を引用します。
Googleユーザーは性別は男性比率が高く、年代は若年層比率が高い。職業は『会社勤務』や『フリーランス・SOHO』の割合が多く、TwitterやFacebookなどのSNSから情報を取得している傾向にありSNSアプリの利用時間も長い。『楽天市場』よりも『Amazon』を好んで使っている。
Yahoo!ユーザーは男女比はほぼ同じで、年代は高年層比率が高い。職業は『専業主婦(主夫)』、『無職・定年退職・家事手伝い』の割合が多く、SNSアプリよりもYahoo!アプリに時間をかけている。Yahoo!関連のサービスへの依存度が高い。
SEO対策する上で重要な事
前の項目ではSEOそのものについて説明してきました。
SEOが何であるかをきちんと理解が出来た後は、SEO対策する上で最も重要な事について学んで行きましょう。
SEO対策では何をすればいい?
SEO対策ではたくさんのテクニックや方法がありますが、一番重要なことはとても簡単な事です。
それではここで質問です!
Q:あなたがもし、Google検索エンジンのエンジニアだったならば検索結果にどういったWEBページを表示させたいですか?
色々な答えが出てくるとは思いますが、多くの場合は下記のような答えが出て来ると思います。
A:ユーザーが必要としている記事やコンテンツなどがあり信頼性のあるWEBページを上位に表示させたい。
実はこの質問の答えを考える事こそがSEO対策に一番重要な事なのです。
考えてみれば当たり前の事ですよね。
Google検索の検索結果の上位に表示させたいのだから、その検索結果の順位を設定している人の考えを考える事により、自ずとSEO対策をしている事になります。
根本的にはこの事を念頭にSEO対策を行えば問題ありません。
Google が掲げる 10 の事実を理解する
先ほどは、SEO対策における一番重要な考え方を説明しましたが、具体的にはGoogle検索のエンジニアはどのようなことを重要視しているか知りたいですよね。
それはこのGoogle が掲げる 10 の事実に濃縮されています。
これはGoogleが設立してから数年後に作られたものであり、Googleは常にこのとおりになるように努めています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
このポリシーからも分かるようにGoogleのサービスやコンテンツは、収益ではなく常に「ユーザーの為に」「ユーザーファースト」です。
この中でも特にSEO対策に関連する部分を説明します。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
ここではユーザーの為になる事を考えてユーザーの求めるウェブページを制作すれば順位が上がる事が分かります。
2. 1 つの事をとことん極めて上手くやるのが一番。
ここではGoogleが《すでに膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。》と述べているようにウェブページを一度作ったからといって、それで終了ではなく、常に最新の情報に更新する事が重要と考えられていることが書かれています。
3. 遅いより速いほうがいい。
Googleはユーザーが留まる時間を出来るだけ短くする事を目標にしている会社です。
これはユーザーの貴重な時間を無駄にする事なく、必要とする情報を検索で瞬時に提供したいという思いがあるからです。
つまり、ウェブページの表示速度を早くすることが重要である事が分かります。
2019年11月のGoogleのブログには『Chromeで読み込みに通常より時間がかかるウェブサイトに接続する際にユーザーへ通知する機能の搭載を進めている』という旨が記載されています。
表示速度の遅いウェブページにslowと表示がされている。
出典:2019年11月のGoogleのブログ
この事からも速度評価がいかに重要な事の一つとして見られているかわかります。
また速度を早くするために、以下を確認してほしいとも書いています。
PageSpeed Insightsを利用する。
ー https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
PageSpeed Insights は、ウェブページのコンテンツを解析し、ページの読み込み時間を短くする為の方法を提案してくれるGoogleのツールです。
URLをいれるだけで簡単にチェックすることが可能なので是非!一度試してください。
ちなみに弊社のドメインを入れてみた結果がこちらです。
※Yahooドメインを入れても33とかなので、落ち込まないでください(笑)
また、Googleの調査によると、ウェブページの表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、5秒になると90%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加すると報告されています。また、表示に3秒以上かかるモバイルページからは53%のユーザーが離脱していることが明らかになりました。
出典:Google / SOASTA Research、2017年
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Googleは《Google では、200以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。》と述べている通り、外部サイトから自サイトへ向けられたリンク(以下、被リンク)がどれだけつけられているかを見ています。
外部サイトにリンクを付けられるということは、そのサイトが重要なコンテンツがある、参考になるという事であり、信頼性の高いサイトという証明にもなります。
なので、被リンクの数が多ければ多いほどGoogleの評価は高くなります。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいる時だけではない。
LINEが調査した結果では現在、日本におけてインターネットの利用環境は、「スマートフォンのみ」での利用が最多となっています。
「スマートフォン」でのインターネット利用者は全体の93%、対して「PC」での利用者は47%と圧倒的にスマートフォンで見ている人が多いです。
出典:〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2019年下期)
また、Googleのブログにも下記のような文章が掲載されています。
In fact, more Google searches take place on mobile devices than on computers in 10 countries including the US and Japan.
翻訳:実際、米国と日本を含む10か国では、コンピューターよりもモバイルデバイスで多くのGoogle検索が行われています。
引用元:Google2015年5月のブログ
この事からも分かるように現在は圧倒的にスマートフォンから見ている人が多いのです。
なので、SEO対策をする上でもスマートフォンを利用している人が多いという点を決して忘れてはいけません。
●モバイルファーストインデックス(MFI)
そして、Googleもモバイルファーストインデックス(MFI)を開始することを2018年3月のGoogleのブログで述べています。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは、これまでPC版のページの内容をもとに評価をしていたのを、今後はモバイル(スマートフォン)版のページを主軸に評価をするという事です。
検索順位をどのように位置づけるのか、どのキーワードで検索された際に表示するのかの判断もモバイル版のページを元に行われます。
●モバイルフレンドリー
また、モバイルフレンドリーなウェブページであることも重要です。
モバイルフレンドリーとはウェブページがモバイル(スマートフォン)でもユーザーが快適に閲覧出来るようにする事です。
モバイルフレンドリーテスト
ー https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja
Googleのツールの一つにモバイルフレンドリーかどうかをチェックすることの出来ます。
こちらでスマートフォンに対応しているかしっかりチェックしましょう。
SEO対策は何をすればいい?
それでは、具体的にSEO対策は何をどうすればいいのでしょうか?ここではメインであるSEO対策について説明して行きます。
検索キーワードを設定しよう
SEO対策する上でまずは検索キーワードについて理解する事が必要です。
キーワード選定は最も重要なことの一つです。
何となく検索ボリュームのありそうなキーワードを選んでしまいがちですが、そのキーワードが本当にニーズのあるものなのか調査する必要があります。
また、検索キーワードはユーザーニーズが詰め込まれたものであるので、自分の強みと違うものを選んでしまっては意味がありません。
自分の強みを活かしながらユーザーのニーズにマッチするキーワードを見つけ出しましょう!
STEP①.狙いたい市場を大きく決めよう
まず最初に、自分が狙って行きたい市場を大きく決めましょう。
あなたはどのようなWEBページを作成したい!または、持っていますか?そのWEBページの内容が狙いたい市場となります。
例えば、ペットを販売するWEBサイトを制作したい場合、大きな市場は「ペットショップ」になるでしょう。
あなたが最大で取れるキーワード(ニーズ)こそが、SEO対策で最終的に上位表示を目指すべきキーワードです。
それは、ユーザーが真っ先に思いつくメインのキーワードになります。
出来る限り、一単語・単体のキーワードであることが望ましいですが、複数になる場合もあります。
例えば、「ペットショップ 東京」「ペットショップ 犬」などです。
- 狙いたい市場を選ぶポイント
一単語、単体のキーワードなど、シンプルであること
候補の中で検索数が一番大きいキーワードであること
ここでのキーワードの選定はあくまで、効率よくSEO対策をするための主戦場を決めるものです。
この大きな市場の大きなキーワードを最初からは狙っていきません。
最終的にはもちろんここの市場でも1位を目指して行きたい所ですが、いきなり大きな場所での戦いはまず不可能に近いです。
STEP②.キーワード候補をたくさん出そう
あなたの頭に浮かんだキーワードをどんどん出して行ってもかまいませんが、効率よくキーワードを出すためにツールを利用することをオススメします。
後ほど便利なツールを紹介しますので、STEP①で選んだ単体のキーワードを元に、たくさんキーワード候補を出して行きましょう。
- サジェストキーワード(関連キーワード)出し
「サジェスト」とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードが自動的に「提案(表示)」される機能です。
サジェストは、回数が多く入力されているキーワードを提案してくれているので、ユーザーのニーズを知るために非常に重宝します。
「携帯ケース」というキーワードで検索した場合は赤い枠で囲っているサジェストが表示されます。
『携帯ケース ショルダー』
→携帯ケースの種類の中でもショルダータイプのものを探している。
『携帯ケース ブランド』
→携帯ケースにどのようなブランドがあるのか知りたい。
『携帯ケース 手作り』
→携帯ケースの手作りの方法や手作りしているサイトを探している
『携帯ケース 人気』
→人気の携帯ケースを知りたい
『携帯ケース iPhone11』
→iPhone11の携帯ケースを探している
この事からもわかるように「携帯ケース」を検索した人の中でも、様々なニーズがあります。
今回の場合であれば「携帯ケース」というキーワードで上位に上げたいのであれば、これらのサジェストを包括的に網羅した内容を作る必要があります。
また、「携帯ケース 手作り」というキーワードで順位を上げたいのであればそれに特化した内容で作る事になります。
このようなサジェストを効率良く検索出来るWEBツール(サイト)があるので紹介します。
ラッコキーワード
サジェストキーワード(Google/Bing/Youtubeなど)、関連Q&A、トレンド情報を一括で取得可能。
コンテンツ制作における、検索意図・コンテンツニーズの把握が効率的に出来ます。
STEP③.競合性・検索ボリューム調査しよう
ツールを利用してキーワードの検索ボリュームと競合性を把握し、優先度を決めて行きましょう。
ここで注意したい点として、ボリュームが大きかったり、直接売上につながるキーワードが必ずしも良いキーワードという訳ではありません。
また、検索ニーズの高いキーワードは競合性が高く上位表示が困難な場合が多いです。
競合性がそこまで高くなく、検索ボリュームがそこそこあるキーワードが狙い目です。
よりユーザーのニーズが明確になるように、キーワードを2種類以上の掛け合わせをし細分化してテールワードにすることで上位表示が狙いやすくなります。
検索ボリュームの確認するには、Googleが提供している「キーワードプランナー」とYahoo!が提供している「キーワードアドバイスツール」があります。
どちらも無料で利用できますのでぜひ活用してください。
●Googleキーワードプランナー
●Yahoo!キーワードアドバイスツール
ユーザーファーストの上質なコンテンツを制作しよう
目指すべき検索キーワードが決まったら、そのキーワードに沿ったコンテンツを作成しましょう。
ユーザーファーストのコンテンツを作るためには、設定したキーワードを検索する人たちが何を求めて検索しているのかしっかりと理解する必要があります。
STEP①.設定した検索キーワードの検索結果の上位WEBサイトをしっかりと見る
今現在、上位になっているWEBサイトはGoogleに良いWEBサイトであると評価を受けているから上位に表示されています。
内容を把握し、そのWEBサイトよりも“もっと”ユーザーにとって意味のあるものにしなくてはいけません。
STEP②.Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどのQ&Aの悩み系質問サイトを参考にする
Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどの質問サイトはWEBページの制作者にとっては宝の宝庫です。
設定したキーワードを質問サイトで調べてみると、キーワードについての質問や悩みなどのリアルな声を知ることができる上にベストアンサーからは解決方法も知ることが出来ます。
ユーザーファーストのコンテンツを作る上で非常に参考になるので必ずチェックしておきましょう。
STEP③.サジェストキーワードもチェックする
前の項目でもお伝えして来ましたがサジェストキーワードは、設定したキーワードと一緒にユーザーのニーズを知るために非常に重宝します。
キーワード単体だけでなく、サジェストキーワードもしっかり調べて研究しましょう。
SEO内部対策をしっかり行おう
ユーザーファーストの良質なコンテンツ、WEBページを作成することはSEOを攻略する上で一番重要な事ですが、SEO内部対策も忘れてはいけません。
このSEO内部対策をしっかりと行わないと、どれだけ良質なコンテンツ、WEBページを制作しても全く評価されずに本来の価値からはほど遠い場所にいる事になってしまいます。
SEO内部対策とは良質なコンテンツを検索エンジン(Googleであればクローラー)に適切に評価してもらうための施策です。
検索順位はどうやって決まる?
検索順位は下記の流れで決まっています。
①クローラーが巡回する WEBサイトの情報収集
② ページのインデックス Googleのデーターベースに登録
③ 順位の決定 インデックスされた情報を元にアルゴリズムにより順位を決定する
つまり、あなたのWEBページにクローラーが巡回し、正確にインデックスされ、アルゴリズムにより良質だと判断されなければ順位のフィールドにそもそも立つ事が出来ません。
その為、SEO内部対策としては下記2つが非常に重要です。
①クローラーの巡回を促す
②WEBページの内容をクローラーに適切に伝える
SEO外部対策も積極的に行おう
SEO外部対策とは、自分のWEBページの外で行うSEO対策の事です。
検索順位が決定するには他のWEBページからの評価(被リンク)も必要になってきます。
自分のWEBサイト(WEBページ)が他のWEBサイトにどれだけリンクが貼られているか(=評価されているか)という外部要因によって順位が変動しますので、この施策もSEO対策では非常に重要です。
しかし、簡単に多くのリンクを集めればいいといった話ではありません。
以前は、数だけ集めれば対策完了といった部分もあったのですが、現在においては、被リンクの数が多くあっても、それが質の低い被リンクであったらSEO対策の効果はなく、むしろマイナスで逆効果になる可能性があると言われています。
ですので、SEOの外部対策はいかに質の高いリンクを数多く受けるかがポイントになってきます。
STEP①.被リンクを確認できる無料のサイトを使いこなそう
ahrefs(エイチレフス)
60万人以上が導入しているSEO分析ツールです。
SEOの被リンク分析や競合サイト調査、ソーシャルシグナルの調査などが簡単に見ることが可能です。
無料版でも上位100件まで被リンクが見れたりとSEO対策ではなくてはならないツールの一つです。
このツールを利用して上位のWEBページがどこから被リンクを受けているのか研究し、あなたのWEBページも被リンクを受けられるように施策を行いましょう。
STEP②.SNSでの拡散も利用しよう
大前提になりますが、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSで自分のWEBページやコンテンツがシェアやリツイートなどの共有された場合は被リンクとはなりません。
ソーシャルネットワーク上のリンクにはnofollow属性というものが付与されるので、そこからのリンクはSEOには影響を与えません。
GoogleのYouTubeでも「ソーシャルシグナルはGoogleの自然検索順位に影響を持っているか?」という質問に対し、直接的な影響や効果は及ぼさないと回答しています。
出典:English Google Webmaster Central office-hours hangout
しかし、だからといってSNSを無視するのは間違っています。
SNSは何よりも拡散力があります。この拡散力を活用しない手はありません。
SNSを活用してより多くのユーザーに作成したWEBページやコンテンツを見てもらう事により、SNSユーザーのブログやWEBサイトなどで紹介して貰えたり、最終的には被リンクを獲得する事が出来る為、それがSEO対策となります。
その為にも、WEBページを制作する際にはFacebookやTwitterなどのSNSボタンを設置し、作成したWEPページやコンテンツが共有されやすい仕組みをしっかりと作りましょう。
SEO対策のツールを使いこなそう
SEO対策に使える便利はツールはたくさんあります。
数がたくさんありますので別の記事で細かく紹介しています。記事を見て自分に合う必要なものは是非利用してください。
【SEOテクニック】ブログ執筆中に使える便利なSEOツールまとめ
【SEOテクニック】ブログ執筆後に使える便利なSEOツールまとめ
ここでもよく使う基本Googleのツールを一部紹介しますので目を通しておきましょう。
- Google Search Console(グーグルサーチコンソール )
Search Console のツールやレポートを使うことで、サイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるほか、問題を修正し、Google 検索結果でのサイトの注目度を高める事が可能です。
- Google Analytics(グーグルアナリティクス)
Google アナリティクスは、広告の投資収益率を測定して、Flash、動画、ソーシャル ネットワーク サイトやアプリケーションを管理出来ます。ユーザー像を詳しく分析するうえで必要なツールが揃っています。
- Google Trends(グーグルトレンド)
Google Trendsは、ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツールです。
SEO用語
このページに出てきたSEO用語をまとめています。
アルゴリズム
数学やコンピューターの分野で用いられる数式、計算方法を指します。
ウェブ分野ではプログラムの総称となっています。SEO対策においてはGoogleの検索エンジンがWEBページを評価する際に基準としている計算式の事をいいます。
インデックス
Google検索エンジンが派遣したプログラムの一種であるクローラーがウェブページの内容をチェックし、Google検索エンジンのデータベース内に分類し、記録されている状態のことを指します。
クローラー
ウェブページの情報を収集するGoogleのプログラムの一つです。
セッション
通信の開始から終了までの事です。
直帰
サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションの事です。
直帰率
1 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値の事です。
テールワード
ユーザーが検索を行う際に検索結果を絞り込むために使用するキーワードの事です。
例えば「カフェ」を検索する場合は「カフェ」だけでは自分の探したいカフェを探し出すことは困難です。
なので、自分の探したい条件(○○駅、おすすめなど)をテールワードとして組み合わせて検索することでより正確に自分の見つけたいものを探し出すことが出来ます。
被リンク
外部WEBサイト(自分のWEBサイトとは異なるドメイン名のWEBページ)から自分のWEBサイト・ページへ向けられたリンクの事を指します。
モバイルファーストインデックス(MFI)
これまでPC版のページの内容を元に評価をしていたものを、今後はモバイル(スマートフォン)版のページを主軸に評価をするという事です。
モバイルフレンドリー
ウェブページがモバイル(スマートフォン)でもユーザーが快適に閲覧できるようにする事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回SEOの基礎知識という事でSEOについて網羅的に説明した結果、かなり長い記事になってしまいましたが、非常に重要な事なので必ず頭に入れておきましょう!
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